項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 299-42-3 |
名称 | エフェドリン |
物質ID | m-nite-299-42-3_v1 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団、および自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点33-39℃(Ullmanns(E)6th,2003)であり、融点が140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットにおけるLD50値 600 mg/kg 体重(RTECS,2008 : 元文献 Psychotropic Drugs and Related Compounds, 2nd ed., Usdin, E., and D.H. Efron, Washington, DC, 341,1972)に基づき、区分4とした。マウスにおけるLD50値 689 mg/kg 体重(RTECS,2008 : 元文献 Japanese Journal of Toxicology. 4,143,1991)も区分4に相当する。ヒトでは薬物としてエフェドリンを過剰摂取し、頻拍、呼吸困難がみられ心臓麻痺や窒息により死亡した例が報告されている(HSDB,2007)。なおエフェドリン硫酸塩では、マウスLD50値が 812 mg/kg 体重(雄)、1072 mg/kg 体重(雌)(HSDB,2007)であり、これも区分4相当である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 体細胞in vivo変異原性試験(マウスの赤血球を用いた小核試験)で陰性である(HSDB,2007)ことから区分外とした。なお、3つのエームス試験(NTP DB, access on Nov.2008 ; HSDB,2007)においても陰性である。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 生殖毒性 | 区分1A、授乳に対するまたは授乳を介した影響に関する追加区分 |
危険 |
H360 H362 |
P308+P313 P201 P202 P260 P263 P264 P270 P280 P405 P501 |
ヒトにおいて、妊娠4ヶ月までにエフェドリンを摂取した373人の妊婦のあいだで確かな特定の奇形がみられた(Birth Defects 3rd. Ed,2000 ; Teratogenic 12th Ed,2007)との報告があり、区分1Aとした。 また、エフェドリンは母乳へ移行し、授乳中の母親への使用は乳児にとってより危険性が高く推奨されない(HSDB,2007)との記述があるため、授乳に対するまたは授乳を介した影響に関する追加区分とした。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(心臓、神経系) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
ヒトにおいて、エフェドリンまたはMa-huang(エフェドリンの原料となる漢方薬)の過剰摂取により吐き気、嘔吐、寒気、発汗、発熱、けいれん、散大した瞳孔、興奮性、神経過敏、自殺行動などの神経系への毒性がみられる(HSDB,2007)。さらに頻拍や呼吸不全、チアノーゼなど心臓に関連した症状もみられ、これは36歳の健康な男性パイロットがMa-huangを含む市販のサプリメントを摂取し心不全をおこした例でも報告されており、この中でMa-huangの心筋梗塞のリスク増加と中枢神経系の機能障害(HSDB,2007)が記述されている。よって、区分2(心臓、神経系)とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(心臓、神経系) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
ヒトにおいて、予備兵がボディビルディングのためにEphedra sinica、Ma-huang(いずれもエフェドリンの原料)を含む漢方薬のサプリメントを服用し高血圧になった例、39歳の男性が3週間Ma-huangの製品を摂取し脈管炎と過敏性心筋炎になった例、23歳のボディビルダーがMa-huangを含むボディビルダー用サプリメントを6週間以上服用し、死亡した例(心筋の壊死、軽度の腺維化、中程度の筋細胞肥大、血管のうっ血がみられた)、45歳の女性がEphedraを摂取し心血管虚脱で死亡した例(HSDB,2007)があり、これらは心臓に関した症状であることから、区分2(心臓)とした。また、エフェドリンの長期使用(乱用)による依存症(衝動強迫、妄想、幻覚)がみられる(HSDB,2007)ことから、区分2(神経系)とした。その他、Ephedra sinica、Ma-huang を含むサプリメントの副作用として尿障害や胃腸への影響、肝炎に関する記述もある(HSDB,2007)が、情報不足であり二次的影響とも考えられるため区分しなかった。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | オゾン層への有害性 | - |
- |
- | - | - | - | - |
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